
お久しぶりです(○・ω・)ノ
先日、水曜日は映画が安くなっているので、同僚にめちゃくちゃおすすめされた『国宝』を観に行きました。
※ネタバレ含みます

任侠の一門に生まれながら、女形としての才能を見出され歌舞伎役者の家に引取られた喜久雄。彼はやがて、その家の御曹司と切磋琢磨し芸に青春を捧げていく(Googleより)
終わった後の1番初めの感情は、「恐怖」でした。バケモノになった喜久雄に対して。歌舞伎以外の全てを捨てて、人生をかけて、かつて見た景色を探しに行く姿に対して。
その世界に没入しすぎて、現実に引き戻された時、安心するくらいでした。
作品の中の作品、映画の中の歌舞伎の演技にも引き込まれそうで、この人たちは本当に歌舞伎のために死ねてしまうんじゃないかって感じて怖くなりました。
そして映像が本当に綺麗!スクリーンいっぱいに映る映像が綺麗。
本当の歌舞伎はあんなに近くでは見れないのだろうけど、表情や動きの細部を見れる体験もよかったなあ。
この映画の監督は李相日さんという、在日コリアンの方、日本で生まれ育ったとはいえ、朝鮮人学校で学生時代を過ごした人で、そんな方が日本の文化を映画にしてくれた、それもすごい。李相日さんの他の作品も見てみたい!
話題は変わりますが、三浦しおんさん「舟を編む」読みました。本のことを書いた本が好き。

出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!
www.amazon.co.jp
3人の登場人物の視点で場面が変わる作品で、3人共がそれぞれになくて相手にあるものを羨んで、悩んで、でも気づけば辞書作りに夢中になっていて、自分らしさを見つけていく過程を、辞書を完成するまでの過程とともに書かれていました。一人一人の悩みに、自分を重ねて読むことができて、さすが本屋大賞の、良い作品でした。
賞をとった作品といえば、
ついこの前、芥川賞・直木賞の発表が行われて、どちらも「該当作なし」となったようですΣ( ˙꒳˙ ;)ビク
書店さんの見込んだ数の本が売れないだろうと言う懸念の声が報道されていました。でも、「該当作なし」だからこそ、私はできれば候補作を全部読んで自分の中での一番を決めてみたくなりました(笑)
書いたい本は無限にあるけどお財布が許してくれない…みなさん新しい作品はどうやって買っていますか?
私はブックオフやメルカリで売ってない場合のみ、本屋さんで新品を買うようにしています。でも新しくて話題の本はブックオフにないんです…。
今すぐ読みたいのに。°(°´ᯅ`°)°。
できるだけお金がかからない方法や本を買うときのマイルールがあれば教えてください。
(おすすめしていただいた「BUTTER」は購入しました☆)